ゴルフ石川遼が自身2017年シーズンの初戦となるキャリアビルダー・チャレンジに出場する。
このトーナメントは日本にはない特殊なスタイルで、3日目まではプロ2人、アマチュア2人でプレーする変則的なトーナメント。
世界ランキングのトップが参戦してこない、いわゆる裏開催のトーナメントで石川遼は結果を出すことが出来るのだろうか?
石川遼完全復活へ
結果が大事
プロは結果が大事だということを常々感じさせられる。
15歳で日本のトーナメントで優勝を果たし、一躍ゴルフ界のスターダムに登りつめた石川遼。
ハニカミ王子というニックネームをつけられ、連日マスコミに取り上げられ続けた。
プロ転向後も順風満帆に成長していった石川遼は、ツアー参戦後の2年目には賞金王を獲得。
それまでゴルフは女子プロに観客やファンを全て持って行かれてしまったが、石川遼一人でゴルフファンを根こそぎ男子ゴルフに引き戻した。
日本男子ゴルフ界にとって待ち望んでいたスーパースターだった。
しかしPGAツアーに本格参戦後、一気にトーンダウン。
日本では無敵だがアメリカで勝てない日々が続き、その石川遼と入れ替わるように出現してきた松山英樹の影響もあり、石川の評価は急降下している。
辛口で知られるYahoo!Japanのコメントを見ると一目瞭然だ。
石川遼が取り上げられた記事の下には、一昔前なら考えられなかったようなコメントが並ぶ。
「四の五の言わずに結果を出せ!」
「まずはその汚いヒゲを剃れ!」
「プロがインパクトの再現性を高めるとか言ってんじゃねぇ!」
などなど、見るのも辛くなるようなコメントばかり。結果を出している松山英樹の記事に対するコメントとは雲泥の差だ。
しかし辛口なコメントを貰っても仕方がない。自分が結果を出してないのが悪い。結果を出して良いコメントが出るように努力する。
弱冠15歳からマスコミに追い続けられている石川遼にとっては、決して気持ちよくはないがある意味慣れっこになっている部分もあるのかもしれない。
でもさぁ、石川遼は十分結果を出しているじゃん。
昨シーズンは腰痛の影響で5ヶ月もツアーから離れたというのに、日本のトーナメントではしっかり優勝し、常に優勝争いに絡んでいた。
もちろんPGAツアーではまだ勝利どころか、優勝争いをするところまでも行ってないが、上手く噛み合えさえすれば必ずチャンスは訪れるはずだ。
プロ10年目というキャリアなのに石川遼はまだ25歳。まだまだ伸び代は十分残されているよ。
石川遼の本当のサクセスストーリーはまだこれから始まるのかもしれない。