2017年新年あけましておめでとうございます。
本年もジャイアンツ愛一直線でお伝えしていきますので、お付き合いよろしくおねがいします。
さて新年早々飛び込んできたニュースは、最も気になっていた人的補償。
DeNAが人的補償で獲得したのは平良拳太郎だった。
人的補償で失ったモノ
平良拳太郎
2013年ドラフト5位で入団した平良拳太郎。
スリークォーター気味のサイドスローから投げ込まれるストレートとスライダーは威力抜群。
二代目斎藤雅樹の期待がかけられた右腕は、昨年1軍初登板を初先発で果たした。
今季は1軍定着を期待されていたがプロテクトリストからは漏れていたようだ。
筆者の予想ではプロテクトリストに入ると考えていたが、残念な結果になった。
巨人は若手のホープを放出してまで山口俊を獲る必要はあったのか?それほどの価値はあったのだろうか?
平良の将来性
巨人の右のサイドスローというとやはり斎藤雅樹の名が浮かんでしまうが、平良は果たして斎藤雅樹クラスの投手に成長するのだろうか?
あくまでも現時点での判断だが、ノーと言わざるをえない。
確かに将来性のある金の卵ではあるのだが、平良が巨人のローテーションの柱になってバリバリ働く姿は申し訳ないが想像付かない。
というのもストレートは140キロ台後半が出る時もあるようだが、ほぼ140キロ前後。
斎藤雅樹のように打者の手元でキレていくような真っ直ぐではなく、スリークォーター特有のシュート回転のボールが多い。
変化球はスライダーと縦に落ちるシンカーのようなボールを投げるが、まだまだ制球力は甘い。
もちろんまだ21歳。これから各球種の制度を高めていけば十分1軍で活躍できるのだろうが、もうしばらく時間はかかる気がする。
となれば、大補強でさらに出番が少なくなりそうな巨人では使いどころがなくなってしまう。
飛躍のチャンス
成長するまでまだ時間はかかる。今シーズンどうしても覇権を取り戻したい!となれば、巨人が平良よりも山口俊を獲得する決断をしたことは頷ける。
平良にとっても益々出場機会が減りそうな巨人よりも、機会を与えられるDeNAの方が活躍できるチャンスは広がるだろう。
2軍で好投しながら1度の先発機会しか与えられない巨人では実績を積み重ねる事はできない。
平良拳太郎が広島カープに移籍した一岡のような活躍を見せた時、プレッシャーがかかるのは山口俊。
大竹のような図太いキャラクターなら適当に流せるかもしれないが、繊細なイメージの山口俊が逆境を乗り越える事が出来るのか?
平良にとってはプロテクトリストから漏れ屈辱ではあるが最大のチャンス。山口俊にとってはFAで高待遇を得たがその分活躍しなければ叩かれる最大のピンチ。
今季二人がどんな活躍を見せるか?注目の対戦になるだろう。