大谷翔平MVPでも年俸は7千万円しか上がらないメジャー移籍で年俸制限か?


大注目の大谷翔平が契約更改を終えた。

自ら年俸2億7千万円と記者会見で伝えたが、納得しているような表情には見えなかった。

投手として二桁勝利、日本最速165キロをマーク。打者として3割22本。パ・リーグ大逆転優勝に大きく貢献。日本一にも貢献した。

史上初、投手と指名打者の2部門でベストナインに選出。

ぶっち切りのMVP。それで7千万円増?年俸を低めに抑えた球団の思惑は?

大谷翔平の年俸

本当に2億7千万円?

プロ野球選手の年俸は、もちろん正式な発表ではないためあくまでも推定。

実は推定年俸よりも多く貰っている。いや意外と推定年俸って正しいという声も聞かれるが、「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」という番組で、元楽天監督のデーブ大久保がこんなことを言っていた。

チーム内のバランスを考えて少なく公表しているケースもある。

今回の大谷翔平のケースはその典型なのだろうか?

一足先に契約更改を済ませた4番の中田翔の年俸は、2億4千5百万円から2億8千万円へのアップと推定された。

打点王は獲得したが、スランプの期間も長くホームラン数も伸ばせなかった主砲に対して、日本ハムはちょっと辛口の評価を下した。

現時点で大谷翔平が中田翔を遥かに上回る金額では、中田のプライドを傷付けてしまうための配慮なのかもしれない。

となれば、実は大谷翔平の年俸は4億くらい行ってるんじゃないの?

メジャー移籍を考慮した金額

北海道日本ハムファイターズは、来シーズン終了後のメジャー移籍を匂わせた。

となれば大谷翔平が日本球界で活躍できるのは、来シーズンが最後となる。

どうせメジャーに出ていくのなら、年俸あんまり上げても意味ないでしょ!そんな意図が7千万円増に含まれているのだろうか?

もしそうだとすれば、日本ハムの渋ちんぶりは酷すぎる。

あれだけの結果を出してたったの7千万円増って。。。

ただ日本ハムの思いもわからない訳ではない。

高卒即メジャーを表明していた大谷をドラフトで強行指名。

メジャー移籍の確約を獲り、なんとか契約にこぎつけた。

投手と打者どちらもやりたいという大谷の心情を汲み、史上初の試みである二刀流を成功させるために細心の配慮を続けてきた。

まさに宝物のように大事に育て上げてきた。それなのにたった5年で出ていってしまうのでは、苦労が報われない。まぁ十分報われたという気もするが。

大谷をスーパースターに育て上げ、チームを日本一に導いた日本ハムの戦略は賞賛に値する。

大谷の査定もチームとしてぶれない方針が打ち出されている結果なのだろう。