巨人が小山雄輝のリリースを決断した。
交換相手は楽天イーグルスの柿沢貴裕。
ハッキリ言ってよく知らない選手なんだが、これって補強になるのだろうか?
小山はプロテクトリストにかかるかどうか瀬戸際の選手。人的補償で失う前に交換しておこうという算段だろうか?
小山と柿沢のトレード
小山雄輝
正直言って小山には期待していた。
見た目はホームレス中学生でブレイクした麒麟の田村似のボーッとした表情なんだが、見た目とはウラハラにフォークボールはキレキレだ。
ストレートとスプリット気味のフォーク、深く挟むフォークを中心に2014年は6勝をマーク。
今年は1軍での活躍は無かったが、クローザー候補としても名前が上がる存在だったはず。
もう少し精度を上げれば、ストレートとフォークだけでメジャーのクローザーになった上原のようになれたはずなのに。
とはいえ、もう2年間も1軍で活躍できず2軍で沈んでいた。
補強も進み層の厚くなった投手陣を考えれば来季さらに登板機会は減るだろう。
そこを見越しての放出なんだろうが、十分1軍で活躍できる選手。楽天に取っては儲けもののトレードになる気がする。
柿沢貴裕
この名前どこかで聞いたことあるなぁ?と思っていたら、そうだ楽天の2軍で脱水症状で倒れた選手だ。
近年温暖化が進む日本は脱水症状に関しては敏感になっているが、管理がしっかりしているプロ野球でこんな事件が起きてはいけない。
当時のデーブ大久保2軍監督は確か処分を受けたはず。
そんな印象ってどうなのかと思うが、厳しい指導で有名なデーブ大久保2軍監督の元で鍛え上げられたのだから、結構芯が強いのかもしれない。
一度支配下選手から外れ育成契約を結んでいたが、7月に2軍の月間MVPに輝き支配下登録を勝ち取った苦労人。
ポジションは主にセカンド。
ってこのトレードどうなんだろう?
格差トレード
日本ハムの吉川と巨人の大田のトレードは格差トレードと呼ばれた。
しかし今回の小山、柿沢のトレードはもっと大きな格差なのではないか?
1軍で実績のある先発も中継ぎも出来る小山と1軍の経験すら無い柿沢って。ちょっとどころかかなり釣り合わない。
しかも巨人内野手獲り過ぎなんじゃない?
今年のドラフトは即戦力右腕のクジに外れ、内野手の吉川を獲得した。
これでセカンド候補はクルーズ、吉川、片岡、山本、中井、藤村に重信も練習しているらしい。
こんなにいるのにさらに内野手取るって?よく意図がわからん。
まぁ小山は新天地で活躍してくれる気がする。柿沢はまさかの激戦区に放り込まれた。ここで勝ち抜くのは相当大変だぞ!