2016年ベストナイン発表!史上初大谷翔平が2部門獲得のパ・リーグ編


2016年のベストナイン、パ・リーグ編。

注目のあの男はどうなったのか?てかまた大谷翔平は歴史を塗り変えてしまった。

もう大谷翔平という存在の前には、過去の常識なんて一切関係ないものになってしまう。

規格外、想定外、常識はずれ・・一体どんな言葉で形容すればイイのだろうか?

2016ベストナイン

パ・リーグ

ポジション 名前 球団
投手 大谷翔平(2) 日本ハム
捕手 田村龍弘(初) 千葉ロッテ
一塁 中田翔(2) 日本ハム
二塁 浅村栄斗(初) 西武
三塁 B・レアード(初) 日本ハム
遊撃手 鈴木大地(2) 千葉ロッテ
外野手 角中勝也(2) 千葉ロッテ
糸井嘉男(5) オリックス
西川遥輝(初) 日本ハム
指名打者 大谷翔平(初) 日本ハム

投手

投手部門は大谷翔平。規定投球回数にも届かず、昨年よりも数字は落としているが、やはりインパクトでは他の追随を許さない。

最多勝の和田、14勝の石川を振り切り2年連続の受賞となった。

投手はスピードじゃない。大事なのはコントロールとコンビネーションなのかもしれないが、やっぱり165キロの魅力には誰も叶わない。

ピッチャーはスピードだよ!スピードこそ野球の夢だよ!と軟投派の投手を完全否定してしまった大谷翔平はやっぱり凄すぎる。

捕手

優勝した北海道日本ハムファイターズ大野との接戦を制したのは千葉ロッテの田村。嬉しい初受賞となった。

光星学院出身で坂本勇人の後輩にあたる、弱冠22歳の若き正捕手。

キャッチャーとして月間MVPに輝くなど打撃面でも急成長。

里中に続く強打の正捕手が固まったロッテにとっては、今後10年安心して任せられる嬉しい存在になった。

一塁

ソフトバンク内川との争いになったがやっぱり優勝チーム、そして打点王となれば中田で間違いない。

本人的には納得の行かないシーズンだったのかもしれないが、この結果で納得できない方が凄い。

来季は課題のホームランを増やし、真のパーフェクトヒューマンへの道を歩む年にして欲しい。

二塁

セカンドはほぼ満場一致で浅村栄斗に軍配が上がった。

今年はキャリアハイの2013に次ぐ好成績をマークし、セカンドの守備も安定感を増した。

セ・リーグには山田、菊池という名セカンドがいるが、セカンドは良い人材の宝庫になりつつある。

三塁

サードはホームラン王にも輝いた寿司職人B・レアード。

ここもほぼ満場一致。

守備はお世辞にも上手いとはいえないが、レアードの勝負強い打撃は日本ハム優勝の原動力となった。

昨年我慢して使い続けた栗山監督の眼力は素晴らしい。

遊撃手

日本ハム中島、ソフトバンク今宮と票が割れたが、最終的には鈴木大地。

鈴木大地といえばバサロスタートの金メダリストのイメージだが、野球界ではロッテの鈴木で間違いない。

ゴールデングラブ賞は今宮に譲ったが、年々成績を上げている打撃はさらに磨きがかかっている。

来季以降さらなる成長が楽しみだ。

外野手

ぶっち切り首位打者の角中勝也は文句なし。

好調時はもう抑えられる気がしなかった。どのコースも打たれそうなほど今年の角中の打撃は円熟期に入っていた。

ホームランを狙わない姿勢が、あの崩されない打撃を作り上げているのだろう。

宇宙人糸井嘉男も文句なし。

今年は昨年の不振を一気に跳ね除け、さらに盗塁数を激増させた衰え知らずの男。

来季は阪神タイガースの救世主になれるか?

もう一人は北海道日本ハムファイターズを優勝に導いた西川遥輝。こちらは初受賞。

打率314はリーグ2位。前半戦は不調に苦しんだが、後半戦奇跡の大逆転に導いた立役者は西川だろう。

今年1番伸びた選手だったんじゃないだろうか?

指名打者

指名打者は基本的に守れないし、走れない、でも打つだけなら誰にも負けない!という選手が務めるポジション。

なのでこのポジションの人は打撃だけでは負けてはいけない。

なのに二刀流のこの男がベストナインになってしまった。恐るべき大谷翔平。

今後ベストナインに同じ選手が二部門で選出されることなんて無いだろう。

だってベストナインはその年活躍した9人の選手(パ・リーグは10人)を選ぶもの。

つまりは真のオールスターだ。

それが一人足りないんだからメンバー票に名前書けないじゃん。なのでバーチャルベストナイン。

こんな年に野球を見ていてホント良かった。大谷翔平には最大級の賛辞を送ろう。