中日ドラゴンズと横浜ベイスターズで活躍した種田仁が容疑者になってしまったようだ。
スピード違反は運転している人なら一度くらいは経験あるかもしれないが、さらに無免許運転って。。
プロ野球選手も野球生活が終わってしまうと悲しい末路になってしまう。
種田仁
がに股打法
種田は上宮高校出身であのジャイアンツの元木大介とチームメイトだった。
当時スーパースター的存在だった元木大介の陰に隠れてはいたが、種田もプロから高い評価を受けていた。
中日ドラゴンズからドラフト6位という下位での指名を受けたが、契約金は上位指名と同等程度を提示され、その期待の高さが伺える。
高卒選手ながら2年目からレギュラーに定着。しかしその後大スランプに陥り1軍と2軍を行ったり来たりの生活になってしまう。
しかし彼は復活した!開眼したのだ!あのがに股打法で!
両足の膝を外側に大きく開き、左足前方に傾いて構える独特のスタイルは、モノマネが苦手な人でも真似できる格好のネタになっていた。
だがそのがに股打法で結果を残すのだからそこが凄い。
横浜移籍後はさらにそのがに股打法に磨きがかかり、打率3割を記録するなど決してがに股打法は笑いを取るためでは無かったことを証明した。
そして西武に移籍し、ひっそりと現役を引退した。
引退後
引退後はコーチを務めていた時期もあったようだが、ここ数年は会社員としてセカンドキャリアを送っているらしい。
2015年にはギャンブルによる借金で自己破産したと報道されるなど、どうみても順風満帆なセカンドキャリアではなさそうだ。
そりゃそうだ。高校を卒業していきなり数千万円の契約金を受け取ることが出来る。
それからずっと野球ばかりを続けていれば、数千万円から数億円という金額を手にすることが出来る。
しかし引退してしまえば、残念ながらただの人。
一流のスター選手であれば、コーチ、監督、解説者という道もあるのだろが、種田クラスの選手にはそのお鉢が回ってくることはない。
となれば、40代から新たなキャリアを形成しなければイケないのだが、40代になってから考えても時既に遅い。
プロ野球界はここ数年、選手の賭博関与の問題やギャンブル等による借金の問題に悩まされている。
西武ライオンズの黄金期を築いた広岡達朗氏は常に選手の教育の重要性を説いている。
ただ野球だけをやっていればイイわけではない。野球人である前に一社会人であることを強く意識しなければイケない。
元プロ野球選手の事件を見るたびに、もっともっと教育を強めなければイケないと考えさせられる。
現役時代からの資産形成。引退後のセカンドキャリアに向けた職業訓練など、プロ野球界にはまだ大きな課題が残っている。