WBC監督にまさかの名前が浮上してきたという噂が。
なんと現在ニューヨーク・ヤンキースのGM特別アドバイザーをしている松井秀喜はどうなんだ?とのこと。
突拍子もない話だし現実性はほとんど無さそうだが、WBCの監督問題について考えてみたい。
WBCの監督
誰もがやりたがらない
WBCの監督人事はいつもモメる。
第一回の監督は世界の王貞治にお願いしたが、第二回はモメにモメた。
誰もやりたがらず、白羽の矢が立ったのが当時読売ジャイアンツ監督の原辰徳。
そして第三回もすったもんだあり山本浩二。で今回は小久保。
第一回目に優勝してしまったもんだから、優勝して当たり前的雰囲気があるため、誰もやりたがらない。
重圧がキツすぎて普通の精神では持たないのだろう。
松井秀喜監督はあるのか?
果たして噂の松井秀喜監督は実現するのか?
そもそも松井待望論が出た理由は、小久保監督の地味さ。
WBC強化試合で客を呼べず視聴率も上がらなかった。早い話が話題性がなさ過ぎるのだろう。
このままだと本チャンの3月のゲームでも視聴率が上がらないなんて事態になり得るかもしれない。
そこで話題性のある監督を!ということで松井秀喜が格好のターゲットになったようだ。
とはいえ、現在はニューヨーク・ヤンキースでの立場がある松井が監督をやるのは現実的ではない。
日本の野球をベッタリと見ている訳ではないのに、今からチーム全体を把握していたのでは3月までに間に合わない。
あくまでも噂レベルの話なのだろう。
小久保采配はどうなんだ?
小久保監督交代説が流れる理由は、やっぱりプレミア12の継投なのだろう。
ただあの時の則本昂大のピッチングを見れば、続投させた判断を批判するのはコクというもの。
ただやはり常に采配を奮っている現役監督にしか無い感覚というのはあるはずだ。
歴代の監督を見ても第一回の王監督は、当時ソフトバンクホークスの現役監督だった。
第二回の原監督も当然巨人の現役監督。
そしてその2つの大会で日本は優勝を果たしている。
チーム事情、対戦相手の兼ね合いなどあらゆる要素が考えられるため単純比較は難しいが、結果だけを見れば現役監督でないと優勝は難しいのでは?という結論になり得る。
となれば、松井秀喜なんて以ての外だろう。
まだプレミア12で采配を振るった小久保のほうが勝負感が養われているはずだ。
恐らく噂話の域なので今さら監督人事が揺れることは無いだだろう。
WBC本戦まであと5ヶ月。今はただ小久保監督に全てを委ねるしか無い。