2004年阪神タイガースにドラフト8位で指名された15歳の辻本賢人の人生が凄すぎる。
最年少15歳で阪神に指名と、その後。辻本賢人、再挑戦の日々に悔いなし。
※number webより
そういえば15歳のプロ野球いたよなぁと思い出し、ふとJリーグの久保建英君を思い出してしまった。
15歳でのプロ生活
辻本賢人
まずなんで15歳でドラフトにかかったの?と気になるが、辻本はアメリカで日本の義務教育過程を終了していたため、日本のドラフト規定に適合したらしい。
日本の教育制度では認められないが、アメリカのハイスクールならではなんだろう。
15歳で阪神に入団した辻本は、入団当初かなり騒がれていたが、話題になったのは最初だけ。その後は名前を聞かなくなり、わずか5年で戦力外通告を受け阪神を退団した。
その時若干20歳。一般の選手ならこれから野球人生が始まるという時に戦力外って、そりゃ現実を受け入れられないに決まってる。
その後の人生はまさに壮絶。一人で海外に乗り込んでいくパワーは、日本の学校でヌクヌクと育ってきた人たちには決して真似は出来ないだろう。
15歳でプロって?
辻本は15歳でドラフト指名されプロ入りした。FC東京の久保建英君も若干15歳でプロとして活動し始めた。
ゴルフの石川遼も15歳という若さでトーナメントを制し、プロに転向した。
辻本は5年で戦力外となり、20代の若さで現役を引退した。
石川遼はプロ転向後、凄まじい活躍を見せたが、昨年腰痛を悪化させトーナメントを一時休養した。
果たしてこの年齢でプロ活動するのは正解なんだろうか?
プロ野球の場合、年間に140以上試合が行われる。
高校野球の甲子園大会での連投が選手の負荷になると話題になることがあるが、プロの世界の試合数は高校時代の比ではない。
オープン戦を含めたら3月から10月までビッシリと埋められたスケジュールに従い試合に出なければならない。
そんなタフな状況を切り抜けるためには、しっかりとした身体を作り上げることが何よりも大事になってくる。
石川遼はようやく復帰してきたが、まだ本調子には戻っていない。
やはり15歳という年齢の頃には、その世代に応じた過ごし方をすることが必要なんじゃないだろうか?
話題作りもいいが、話題のためだけに自身のプロ生活の寿命を縮めてしまったんじゃ何の意味も無い!それどころか、本人にしてみたら大きな迷惑だ。
野球にしてもゴルフにしてもサッカーにしても基礎体力の重要性はどの競技も変わらない。
15歳という若さでトッププロに仕立て上げる必要なんて全くない。
せっかくのダイヤモンドの原石を壊してしまわないように、全ての競技で辻本の人生を教訓にしていくべきだろう。