来年実施されるWBCの強化試合が始まる。
超豪華メンバーで山田哲人はどこを守るんだ?
大谷翔平はピッチャーで使うのか?DHで使うのか?
メンバーを見ただけでワクワクしてしまうが・・・ん?ちょっと待てよ正捕手は誰にするのか?
正捕手不在
歴代の捕手
キャッチャーといえば扇の要、プレイ中は監督以上の役割を果たす大事なポジションだ。
歴代WBCを戦った来たメンバーには、正捕手が存在した。
第一回は、ロッテの里崎智也。前年の日本一に貢献しWBCでも22打数9安打打率409と大活躍で初のWBC制覇に導いた。
第二回は、当時マリナーズに所属していた城島健司。城島の控えに阿部慎之助がいたんだからこれは豪華。
第三回は、阿部慎之助。相川と炭谷との併用的な形では合ったが、正捕手は阿部慎之助が務めた。
過去の大会はやはりビッグネームが名を連ねている。
2017の正捕手は?
だが今回のWBCでマスクをかぶるのは誰なんだろうか?
順当に行けば、実績からして楽天の嶋基宏しかいない。
しかしその嶋が近年成績を落としているのが非常に気になる。
2010年には打率3割をマーク。
数少ない打てるキャッチャーなのだが、今年試合に出たのはわずかに80試合。
2014年から打率も盗塁阻止率も年々下降の一途。
一時はFA宣言したら目玉のような存在だったが、ここのところ完全に存在感を無くしつつある。
嶋はWBCを契機に完全復活出来るのだろうか?
もし嶋がイマイチなのであれば、巨人の小林か日本ハムの大野ということになるのだろう。
日本ハムの大野は以前は鶴岡、市川と併用されることが多かったが、今年は100試合以上マスクを被り正捕手の座を射止めた。
ゴールデングラブ賞も獲得し、日本一のチームのキャッチャーとなった。
が、やっぱり打力は見劣る。意外性の一発の魅力はあるが、打率は2割台どころか1割台を記録すると年もある。
となれば小林誠司なのだろうか?
小林の盗塁阻止率は大きな魅力だろうが、小林も打撃にはあまり期待が持てない。さらにまだプロ入り3年目という若いキャッチャーにあれだけのメンバーを取りまとめることが出来るのだろうか?
守りの要
今年のキャッチャーのメンバーを見て小久保監督は、打力には期待していないだろう。
それよりもキャッチャーとしての守備力、判断力、統率力に期待をかけたい。
となれば経験を重視して嶋を起用する機会が増えるのではないだろうか?
小林誠司は絶対に盗塁させたくない場面でのピンチキャッチャーとして待機させ、先発は嶋と大野の併用になるのかも。
WBC強化試合でどんな起用をしてくるのか?小久保監督の采配はいかに!