東京ユース所属の久保建英(くぼたけふさ)がJリーグに最年少デビューを果たした。
わずか15歳5ヶ月でのJリーグデビュー。
未来のスーパースターに各メディアも密着状態だが、まだ15歳の少年を過剰に追いかけ続ける報道はいかがなものなのか?
久保建英
久保建英って?
久保君は若干15歳。2001年生まれなんだそうだ。オジサンから見ればまだ最近。
小学生時代からその才能はずば抜けていたらしく、FCバルセロナの入団テストに合格し、その後日本に帰国しFC東京の下部組織に入団。
中学生Jリーガーとして話題を集めている。
サッカー選手のピーク
クリスチャーノ・ロナウドは現在31歳、リオネル・メッシは29歳。
彼らがピークでいられるのは、あとどれくらいだろうか?
Jリーガーの平均引退年齢は25歳といわれるほど、サッカーはピークが短いスポーツなのは間違いない。
野球選手であれば、通常20代前半から後半でピークを迎え30代半ばくらいまでが絶頂期となる。
中にはイチローのように40代を過ぎても活躍する選手がいるが、30代後半の選手は数多くいる。
サッカーもレジェンド三浦知良が49歳にして現役というあり得ないほどの体力を見せているが、カズは特別。
あれだけ瞬発力と体力を使うスポーツを40代後半まで続けるのは無理があるだろう。
となれば久保君のように10代からプロに入れば、長くピークを維持できるのかもしれない。
成長期の身体
とはいえ15歳といえばまだまだ成長期。
久保君の身体を見ればわかるが、まだまだ線が細くトップレベルで活躍できるほどの体力は無いはずだ。
ボールタッチやフリーキックなどは天才的な才能を感じさせるが、プロ選手と並ぶと一際細い印象を受ける。
こんな状態でトップレベルで無理をして、ケガをさせてしまえばサッカー界の宝を失っていまうことにもなりかねない。
話題性は抜群なのはわかるが、もう少し様子を見ながら身体を作っていき、少しずつプロのピッチに立てるよう配慮してあげる必要はあるだろう。
過剰な報道
本人も「今はまだ注目して欲しくない」と語っている。
確かにその通りだろう。まだまだ成長段階でプロとして結果が求められるような立ち位置ではない。
プロスポーツ選手は結果を出してなんぼ。15歳の少年に結果を求めるのは明らかにコク過ぎる。
中学生天才Jリーガー!日本のメッシ!と騒ぎ立てたい気持ちもわかるが、将来のサッカー界を担う逸材。まだもう少し待ってあげてもイイのではないか?
そのうち真の実力で報道陣を騒がせる時が来る。その時がくるまで久保建英に過剰な期待をかけるのはやめておこう。