石川遼が1年ぶりのトップ10結婚してダメになったとは言わせない


石川遼がPGAツアーCIMBクラシックでトップ10フィニッシュ。

松山英樹はスコアを伸ばしたが、トップが伸ばし過ぎで残念ながら2位。

日本のツートップが見事トップ10でフィニッシュし、ようやく石川遼も松山英樹を追いかける体勢が整って来たようだ。

石川遼のPGAツアー

トップ10

石川遼のトップ10フィニッシュは、約1年2ヶ月振り。

日本のツアーに出場すれば常に優勝争いを繰り広がる事が出来る石川が、PGAツアーになるとトップ10すら1年ぶりになってしまう。

こんな数字を耳にすると改めてPGAツアーのレベルの高さを改めて思い知る事になる。

今回のリーダーズボードのメンバーを見れば、PGAツアーで優勝することがいかに難しいかがよく分かる。

石川遼と同じ順位だった元世界ランキング1位のアダム・スコット。

1打下にはセルヒオ・ガルシア。

さらに下に目をやればビジェイ・シンやアーニー・エルスなどビッグネームがズラリと並んでいる。

このメンバーの中で勝ち抜くには、4日間最高のプレイを続けなければなかなか勝てるものではない。

惜しくも3位に終わったアニルバン・ラヒリが3日目終わった時点で5打差をつけトップに立ったが、最終日パー5でまさかの9を叩き優勝戦線から脱落。

PGAツアー初優勝のプレッシャーが彼のゴルフを狂わせたのかもしれない。

結婚後の石川遼

2016年3月に長く付き合っていた幼馴染みの一般女性と結婚した石川遼。

しかし石川遼が彼女の存在と将来の結婚を発表したのは既に2年近く前。

皮肉にも石川遼は、結婚を発表した後自身の成績を落としている。

世間では結婚した後石川はダメになったという心無いコメントをする人もいるようだが、スーパースターである以上その手の雑音は振り払わなければイケない。

成績でそんな声を吹き飛ばさなければイケないのだ。

今年腰痛から復帰し日本ツアーでは常に優勝に絡む活躍を見せた。

日本での彼の能力は既にずば抜けていることを証明した。

もう日本のタイトルは石川には不要なのかもしれない。ファンが期待しているのはもっと上の高み。

PGAツアーで優勝し、さらにその先のメジャー制覇までを期待している。

ライバルの松山英樹に差をつけられている状況だが、彼の潜在能力は松山を上回るものがある。

今のままの石川遼であればシード権確保なんてセコいことは言わずに、世界ランキングトップ10に食い込むくらいの活躍を期待したい。

腰を痛めゴルフが出来ない日々を支えてくれたのは間違いなく奥様の存在。

若くしてスターダムに登りつめた天才は、最愛の伴侶を得てまたさらに飛躍する。そんな期待感を抱かせてくれたトーナメントだった。