日本シリーズは広島がホームのマツダスタジアムで連勝スタート。
先発投手がゲームを作り、勝負どころで打線も繋がり、ココぞというところで一発も出る。
まさに広島にとっては理想的な形となっているが北海道日本ハムファイターズは、イマイチ波に乗れない印象。
スーパースター大谷をさすがに守備につかせることはなく2戦目は温存したが、果たして今後どのように起用していくのか?
大谷の起用法
先発起用
今年はセ・リーグのホームから始まるため、次のゲームからは北海道日本ハムファイターズの本拠地。
日ハムとしてはなんとか地元で3連勝、最悪でも2勝1敗で乗り切り再度広島に乗り込みたいところ。
となれば北海道では大谷をDHとして先発起用するだろう。
もし北海道を乗り越え広島に帰ってこれるようなら第6戦の先発投手は当然大谷。
気になるのはそこで決着がつかず最終戦にもつれ込んだ場合だ。
果たして栗山監督は、大谷を打者として先発起用するのだろうか?
公式戦では指名打者を無くし、大谷を二刀流で起用して試合もあった。
打者としては、専ら指名打者。
しかしさすがに守備につかせることはなかったが、最後の最後土壇場では守備につかせてまでも大谷を先発で使うのではないだろうか?
打順
公式戦では頑なにレアードの打順を6番で固定してきた。
ホームラン王を獲得した長打力には大きな魅力があるが、打率は263。安定感にかける打力を活かすためあえてクリーンアップではない下位打線に定着させて恐怖感を煽る作戦で成功した。
しかし指名打者が無いセ・リーグの本拠地対策として、レアードを5番に上げてきた。
この並びだとどうしても破壊力にかける。
やはり日本ハムとしては、中田、大谷、レアードという並びにすることで繋がりを強化し、レアードの破壊力を活かしたいところだろう。
となった時、最終戦までもつれ込んだ最後の試合では、大谷を守備につかせるプランまで考えているのかもしれない。
大谷の疲労
2016年はまさに大谷のシーズンと言える年だっただろう。
投げて、打って、獅子奮迅の活躍を見せた大谷だが、日に日にその期待は高まり、休むことが許されないような状況になってきている。
監督としても打っても投げても大活躍してくれる選手なんだから、いつでも試合に使いたくなる衝動に駆られるだろう。
ここまで二刀流を成功させるために、疲労を蓄積させないよう大事に育て上げてきたスーパースター。
しかしシーズン終盤の優勝争いを制するために、大谷にムチを入れかなり酷使してきた。
短期決戦の日本シリーズでもその姿が目に浮かぶ。
ただ大谷のシーズンは今年限りではない。酷使し過ぎればさすがのスーパースターの身体も悲鳴を上げ、どこかでパンクしてしまう。
となれば栗山監督は、是が非でも6戦目までに勝負を決めたいところだろう。