クライマックスシリーズを終えたDeNAの山口俊の動向が気になる。
今年11勝をマークしたDeNAには欠かせないエース。
球団はFA宣言しての残留を許可する意向のようなだが、FA宣言すれば確実に数球団の争奪戦になる。
果たして山口俊はFA宣言するのか?
山口俊とは
エースになるまで
高卒ドラフト1位で当時の横浜ベイスターズに入団した山口俊。
入団当初は先発を努めていたが、なかなか結果が残せない日々。
しかし入団3年目から中継ぎとして1軍に上がり徐々に頭角を表すようになる。
その後クローザーとして定着し、2010年から連続して30セーブ以上を記録した。
んがしかし、山口俊の絶頂時は長く続かない。
その後はクローザーとしては、パッとしない結果となり1軍と2軍を行き来する事になる。
そんな状況を見かねた当時の中畑清名監督が山口俊を再度先発転向という荒業を敢行した。
するとその期待に応え山口が返り咲く。
シーズン途中から先発に転向し8勝をマークし、これは翌年もエースとして活躍するか?
と思われたが、そんなに簡単に安定しないのが山口の特徴。
活躍した翌年は3勝。凄いのか?凄くないのか?山口の評価はいつもどっちかよくわからなかった。
それが2016年シーズンは完全に覚醒したといえるだろう。
11勝5敗。防御率2.86。
文句なくエース級の活躍だ。
FAで獲得する球団は?
もし山口がFA宣言したら数球団の争奪戦になるだろう。
大分出身だけに本命はソフトバンクか?ただソフトバンクは先発に関しては駒が足りているため、それほど積極的に動かない可能性が高い。
そうなれば先発陣が足りていない中日、ヤクルトあたりが積極的に動くかもしれない。
そして慢性的に欲しい欲しい病に侵されている巨人も当然獲得に走るだろう。
しかし、山口が先発として1年活躍したのは今年だけ。
しかも山口俊のムラっけはセ・リーグの各球団周知済みだろう。
クローザーをやっていた頃の、打たれたらどうしようというような怯えていたような表情が未だに頭から離れない。
もちろんまだ29歳という若さだし、あれだけのストレートと豪快なフォークボールはかなりの魅力だ。
今年のような活躍がこれからも続けられるのか?
巨人のようなプレッシャーのかかる球団で果たして実力が発揮できるのか?
果たして本当にFA宣言するのか?動向に注目が集まる。