男子ゴルフツアーのメジャー第3戦。
注目のペアリングとなったのは、もちろん松山英樹、石川遼の日本の2大スターに加え、海外からPGAランキング1位になったこともあるアダム・スコット。
残念ながら初日は3人共出遅れた形となったが、予選2日目明暗が別れる形になった。
アダム・スコットが大きく崩し10オーバーでカットラインへ。一方の松山と石川はしぶといゴルフで決勝進出。
果たして日本のゴルフはレベルが低いのだろうか?
日本ゴルフのレベル
石川遼を物差しにすると
今年腰痛を悪化させてしまいPGAツアーを離れた、日本のスーパースター石川遼。
PGAツアーは公傷制度を利用して一時離脱。決死のリハビリを続けながらようやく日本のツアーに復帰することが出来た。
日本ツアー復帰戦こそ自信最悪の結果で予選落ちとなるが、復帰2戦目のRIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメントで見事復活優勝。
その後も2位、3位と毎回優勝争いに絡む活躍をみせ、さすが石川遼という姿を見せつけた。
石川効果により観客増員数も激走し、テレビの視聴率も上がる。まさに日本ゴルフ界のスーパースター。
しかし、その活躍に水を指すような意見をよく目にする。
レベルの低い日本ツアーだから勝てる。
石川遼レベルの選手は世界にはいくらでもいる。
そう言われれば確かに反論は出来ない。石川遼は海外のメジャーどころかPGAツアーで1勝もしてないんだから。
だが今回の予選結果を見て本当に石川遼だけでなく、日本のツアーはレベルが低いと言い切れるのだろうか?
日本のツアー
何かと比較される松山英樹とは現在1打差。
そして世界No1になったこともあるアダム・スコットは、はるか圏外に消えてしまった。
もちろんゴルフというスポーツは好調の波が続かない。いい時はイイ、悪い時は悪いスポーツなのだが、石川遼に限らず他の日本人選手もアジアの選手も真っ向から世界のトップと渡り歩いている。
そうなんだ日本のツアーのレベルが低いわけではなく、日本のツアープロの中にも世界で戦える人材はいくらでもいるということなんだろう。
それじゃなぜ日本人は世界で活躍できないのか?
それには様々な理由がある。
言葉の違い、環境の違い、習慣の違い、プレースタイルの違い、コースの違い、意識の違い。
世界で戦っていくにはありとあらゆる障壁を乗り越えなければならない。
その壁を乗り越えていける選手がまだまだ少ないだけ。
技術レベルでは、日本のトッププロは世界と同等に戦える技術はあるはずだ。
松山英樹を中心に石川遼が後に続き、更にその後に日本のホープが出てくるようになれば、必ずや近い将来日本人メジャー制覇の夢はかなえられるはずである。