今や巨人の左腕のエースに登りつめた感のある田口。
6回2失点に抑えるも味方の援護なく二桁勝利はならず、逆に6敗目を喫してしまった。
ただ開幕から先発ローテーションを守り続けている若き左腕を誰も攻められない。
それよりも新たな若手の台頭が期待されている。
若きエース候補
巨人のローテーション
巨人のローテーション投手は、田口麗斗が軸になり、ようやく若返りのチャンスが出てきた。
ここ数年、巨人の若手投手でローテーションを守っているのは菅野だけ。
後は内海、大竹、そしてマイコラスを中心とした外国人助っ人に頼っている状態。
今年期待された今村がローテに入るチャンスだったが、イマイチピリッとしないため、もう少し時間がかかりそうな感じだ。
菅野、田口に加えてもう1枚、2枚出てこないと長いシーズンは乗りきれない。
2軍でくすぶっている若きエース候補はいないのだろうか?
長谷川潤
2軍で9勝を上げ防御率も1点台の活躍を見せているのが江柄子。
江柄子は、どこかでもう一度チャンスを与えられるだろう。
そしてもう一人期待したいのが、長谷川潤。
今年のゴールデンウィーク、5月6日の中日戦に急遽先発登板したあのサイドスローの投手だ。
長谷川は育成ドラフトから支配下登録を勝ち取ったシンデレラボーイ。
しかも育成ドラフトの8位、ドラフト全体でも最下位で指名された全く無名の選手。
それが入団わずか数ヶ月で1軍切符を勝ち取り、さらにプロ入り初先発を果たすなんて、そんなドラマがあってイイのだろうか?
しかし、長谷川は好投を見せたがそのチャンスを活かすことは出来ず、その後1軍での登板はない。
CSに向けてチャンスはあるのか?
このままクライマックスシリーズに向かった時、ファーストステージの先発は当然菅野、田口、マイコラスの3人だろう。
セカンドステージはその3人に内海、大竹が加わる感じになりそう。
となれば長谷川どころか今村、江柄子にもチャンスは無さそうだ。
んがしかし、来季を見据えてもう一度若き力にチャンスを与えなければ、来年も停滞したままになってしまう。
マイコラスとは2年契約を結んでいるため来年もいてくれるだろうが、外国人投手が安定して毎年働いてくれる補償はない。
何かと文句をつけちゃ、母国に帰って行ってしまう外国人も何人も見てきた。
となれば、4番手、5番手のローテーション投手を今から育成していかなければならない。
江柄子にチャンスを与え、5月6日の中日戦でまずまずの登板を見せた長谷川潤にもチャンスを与えるべきだろう。
今長谷川潤でググると出てくるのはモデルの長谷川潤ばかり。
長谷川潤を調べたいのなら「巨人 長谷川潤」とか「ジャイアンツ 長谷川」とかで調べなければならない存在だ。
ドラフトの最下位からエースになるってサクセス・ストーリーはものすごいドラマになるはずだ。
モデルのハセジュンなんかに負けない、ハセジュンといえば巨人!と思われる選手になるために、もう一度チャンスを掴んで欲しい。