松山英樹がついに全米プロでメジャー初制覇へ


松山英樹が男子プロゴルフのメジャー最終戦全米プロゴルフの3日目で通算9アンダーで優勝圏内につけた。

トップとは4打差の4位。

ついに日本人がメジャーの頂点に辿り着くことが出来るのだろうか?

今年の松山英樹

2度目の優勝

今年2月のフェニックス・オープンでリッキー・ファウラーとの激戦を制し、アメリカツアー2勝目を挙げた松山英樹。

昨年はベスト10フィニッシュは多かったが、なかなか勝ちに恵まれなかった。

それが、今年はいきなり優勝を勝ち取り、マスターズでもトップ10フィニッシュ。

もうメジャー制覇は目前と思われた。

一時期は優勝を予想するパワーランクでも常に上位にランクされるほど、日本のみならず海外での評価も高まっていった。

んがしかし、メジャーの壁はこれほどまでに高く厚いのか?

全米オープン、全英オープンと2戦続けてまさかの予選落ち。

自分の実力を卑下するような自虐的発言すら出るほどのメンタル的には落ちていたようだ。

全米プロ

ここのところイマイチ調子が上がらなかった松山英樹だが、メジャー最終戦でようやく調子を戻してきた。

今のところ首位はジミー・ウォーカー。

2位にはPGAツアーラインキング1位のジェイソン・デイもつけているが、追い風なのは今年のメジャーの傾向。

マスターズはダニー・ウィレット、全米オープンはダスティン・ジョンソン、全英オープンはヘンリック・ステンソンと全員がメジャー初優勝組。

今年は全メジャータイトルは初優勝組が占める可能性もある。

となれば首位のジミー・ウォーカー、松山英樹には絶好のチャンスなのかもしれない。

日本人プロゴルファー

今回全米プロが開催されているコースはバルタスロール。

1980年、日本の青木功が当時全盛期のジャック・ニクラウスと死闘を繰り広げ、2位に入った日本人には思い出のコース。

青木功が証明したように日本人の実力は決してメジャーで通用しない訳ではない。

青木だけでなく中嶋、倉本、伊澤といった歴代の勇者もメジャーで活躍している。

壁を突き破るにはあと少し、もうちょっとのところまで迫っている。

これまで日本のプロは、なかなか世界に出ずに日本のトーナメント中心に戦っていた。

それが丸山茂樹がPGAで活躍し、その後を追いかけるように石川遼、松山英樹がPGAに参戦し、着々と実績を作っている。

特に松山英樹は、PGAランクでも常に20位に入るほど実績も実力も申し分ない。

もう十分メジャーで勝てる実力はついている。

今年最後のメジャー大会で、是非とも松山には最後の壁を突き破って欲しい。