首位広島の背中は遠ざかるばかり。現時点で11ゲーム話されてしまった。
このまま8月前半でマジックが点灯し、セ・リーグの火は消えてしまうのか?
イヤなんとかそれは阻止しなければならない。逆転優勝は数字的にかなり厳しいが、せめて楽して勝たせない!それが出来るのは2位の巨人だけだから。
巨人のローテーション
開幕当初の想定
開幕当初の巨人のローテーションは、現在ようやく想定通りに戻りつつある。
菅野を中心にマイコラスも戻ってきた。
内海も調子を上げてきているし、田口はしっかりローテーションを守っている。
大竹も小竹になってしまう時も多いが、そこそこは安定してくれている。
後一人、この人が戻ってこなければイケない。
そうポレダだ・・・いや違う!高木勇人だろ!!
ちなみに賭博事件で失格処分中の高木京介とは違う高木なので間違いないで欲しい。
去年の高木勇人
社会人の三菱重工名古屋からドラフト3位で入団した高木は、ハッキリ言ってそれほど期待はされていなかった。
それがオープン戦で好投を続け、開幕からローテーション入りを果たすと、開幕から連勝を重ねていった。
毎試合、毎試合見事な投球だった。
原監督から高木ボールと名付けられたカットボールを中心に、小気味の良いピッチングとコーナーを突くストレート。
後半戦はプロの壁にもぶつかったが、間違いなく今年はローテーションの中心にいなければイケない男である。
それが今年の成績は15試合に登板して4勝7敗。防御率は4.82。期待を大きく裏切っている。
高木の課題
変化球を投げる時フォームに癖があるとか、カットボールが慣れられているという課題もあるのかもしれないが、調子のいい時はもの凄いキレを見せてくれる。
あれだけのストレートと変化球のキレがあればそんなに打たれるものではない。
それでは何がダメなのか。
やっぱりコントロールなんじゃないだろうか?
勝負どころでいつもストレートが引っかかるように低めに外れ、カウントを崩し、苦し紛れのカットボールや直球を痛打される。
菅野も大谷も勝負どころのコントロールがしっかりしているから、あれだけ安定しているのだろう。
あのチビるストレートがコーナーにビシビシ決まるようになれば、またあのキレキレの頃の高木に戻れる気がする。
後半戦巻き返すためにもコントロールに磨きをかけ、終盤にはローテに戻ってきて欲しい。