マーリンズのイチローが久しぶりに先発出場し、4打数3安打。
これで通算2994安打となりメジャー通算3000本安打まであと6本。ついにカウントダウンに入ってきた。
打率はなんと347。3割5分近く打つバッターを外野手の4番手という贅沢な使い方が出来るのは、それだけマーリンズのチーム事情が良い証拠だろう。
イチローの偉大な記録
日米通算記録は?
数々の記録を塗替え、数字で回りを黙らせてきたイチローだが、物議をかもしたのは日米通算の安打記録。
ケチを付けたのは、最多記録保持者のピート・ローズだけなのかもしれないが、確かにメジャーリーガーにとっては日本や他の国で記録を通算するのは受け入れがたいのかもしれない。
偉大なる日本のホームラン王、王貞治の記録もメジャーでは評価しない人達も多いようだし、日本のプロ野球だって日本とアメリカや韓国での記録を通算することはしない。
つまり参考記録なんだが、記録のラベルはもはやどうでもイイ話だろう。
偉大なのはその数字を積み上げたこと。
4000本ヒットを打つには200本を20シーズン続ける必要がある。
800本のホームランを打つには、40本を20シーズン続ける必要がある。
アメリカだろうが日本だろうがその数字の価値は変わらない。
イチローが42歳でも輝けるのは?
イチローは誰もが認める「変人」である。
毎日同じモノを食べ続ける事はかなり有名な話だが、特定のこだわりがあるとそればかりをやり続ける事が出来るらしい。
おそらく子供の頃からお父さんと一緒にバットだけを永遠振り続けたのだろう。
高校時代は、センター前ヒットならいつでも打てると豪語するほどレベルが違っていた。
その域になるまでは、普通の人では出来ないような努力を続けてきたはず。
誰でもイチローのように努力をすれば天才になれるかどうかは不明だが、普通の人なら出来ない努力が出来るのが天才なんだろう。
このままいけば、彼は本当に50歳まで現役を続けるかもしれない。
そのモチベーションが切れないかぎり。