大谷翔平がオールスターのホームラン競争に出場。
投手として選出されたが指のマメが潰れたため、打者として出場し、投手なのにホームラン競争で優勝してしまった。
しかも対戦相手は、昨年流行語大賞に選ばれたトリプルスリーの柳田と山田。
ピッチャーでこの二人を倒すとは、他の野手はその才能に嫉妬するほどだろう。
大谷翔平の未来
メジャーリーグ
元々大谷は日本のプロを飛び越して、いきなりメジャーに挑戦する意向を示していた。
そこをドラフト上手の北海道日本ハムが強行指名。
そこから周囲の予想を遥かに上回る成長を見せ、今や球界のスーパースターの座に登りつめた。
しかし彼のメジャー志向は変わらないはず。
おそらくFAまで待たずに、どこかのタイミングでポスティングを利用してメジャーに挑戦するんだろう。
メジャーの各球団も確実に彼の調査はしているだろうから、複数の球団が獲得に名乗りを上げるだろう。
その時彼を獲得することになった球団は、ピッチャーとバッターどちらで契約するのだろうか?
投手なのか?打者なのか?
神的バッティングを見せる山田哲人すら脇役にしてしまう大谷のバッティングは、確かに大きな可能性を秘めている。
現時点の彼の成績は打率331、ホームラン10本。
1年間打者に専念したら、このまま3割台の打率を維持しながらホームラン数は30本は超えるのではないだろうか?
しかし、投手としての彼の才能は、非凡な打撃の能力をさらに上回る。
メジャーには常時150キロ以上のスピードボールを投げる投手はゴロゴロいるが、さすがに160キロ台の速球をバンバン連発する投手はそうはいない。
しかも先発投手で。
メジャー最速投手、ヤンキースのチャップマンのスピードはたしかにスゴイが、彼はクローザー。
短いイニングしか投げないので、常に目いっぱいの力を込められる。
さらに大谷は制球力も高く、変化球も豊富。
総合的に見れば、やはり打者大谷よりも投手大谷の方が価値が高く、メジャーでの評価も高いのではないだろうか?
メジャーで二刀流は?
それじゃメジャーでも二刀流に挑戦すればイイじゃないか?
メジャーでも二刀流に挑戦する可能性はあるだろう。
しかし、今北海道日本ハムファイターズが実践しているような形の二刀流はメジャーでは採用しないだろう。
現在は、週に一度ローテーション投手として先発し、休養日を挟み、打者として出場している。
さらに今年から大谷が先発する試合は、指名打者を無くし大谷が打席に立つケースも多い。
この形をメジャーでも実践する可能性は非常に低い。
メジャーは投手のコンディション管理を厳重にする上に、メジャーでの登板間隔は中4日がメイン。
となれば打者として他の試合に出場している場合ではない。
ということは、投手も打席に立つことが出来るナショナルリーグへの移籍が彼にとっては望ましい。
がしかし、今ナ・リーグでもDH採用という声が出てきているようだ。
彼がメジャー移籍する時にナ・リーグがDH制を採用しているかどうかは分からないが、日本のファンは投手として、そして打者としてメジャーで活躍する姿を期待している。
ピッチャーなのに打席が楽しみという選手は、今後中々お目にかかれないだろう。