メジャーリーグレッドソックスの上原浩治が、プレーオフ最後の登板を終えた。
ワールドシリーズ出場はならなかったが、故障に苦しんだ今シーズンの最終登板もキッチリと仕事をこなした。
41歳の上原に対して来季の契約は決まっていない。来季もレッドソックスからオファーはあるのか?
来季の上原
同僚の引退
巨人で華々しい活躍を遂げ、かねてから目標としていたメジャーリーグへ移籍した上原。
オリオールズ移籍当初は、先発として登板していたが、実績を残すことができず、一時は上原はメジャーでは通用しないのか?と思われた時期もあった。
しかしリリーフに転向した上原は水を得た魚のように見事な復活を遂げる。
勝ってる場面でも負けてる場面でも一つも文句を言わず、黙々と投げ続けた上原は次第にメジャーでも欠かせない存在になっていく。
そしてセットアッパーとして実績を上げ続けた上原は、37歳にしてレンジャーズのクローザーに成り上がる。
そしてワールドシリーズでも見事な活躍を見せ、なんとワールドシリーズの胴上げ投手にまで登りつめた。
140キロそこそこのフォーシームと、変幻自在のスプリットの2種類だけで、メジャーの強打者からバッタバッタと三振を奪うシーンは正に痛快といえるシーンだった。
だがしかし、そんな上原にも終幕の時期が近づいてきたのかもしれない。
引退か?
同僚で同い年のデビッド・オルティーズが今年限りで引退。
長年レッドソックスの顔として活躍してきたビッグ・パピは、メジャー最終年も打率315、ホームラン38本、打点127、OPS1.021で打点王を獲得するなど驚異的な活躍を見せた。
それでも体力の限界を感じて引退するそうだが、上原も体力の限界なのだろうか?
今年は胸筋を痛めて離脱するなど年齢に伴い故障も治りにくくなっているようだ。
しかしそれでも50試合に登板し防御率も3.45。まだまだ活躍できるはずだ。
男気復帰
となれば、昨年メジャーのオファーを蹴って男気復帰した広島カープの黒田のように、上原も巨人に男気復帰したらどうだろうか?
クライマックスシリーズでもブルペン陣の弱さが露呈されたが、現状頼りになるセットアッパーは、マシソンとかろうじて山口しかいない。
安定感の無い澤村、殻を破れない戸根、主力になり切れない宮國。
今必要なのは上原の経験とブルペン陣の精神的柱になる存在なんじゃ無いだろうか?
日本でもまだまだ上原は活躍できる。
もしメジャーからのオファーがなく、その時は引退を!という考えなのなら、最後の勇姿は東京ドームで終えてみたらどうだろうか?
残念ながら松井秀喜は戻ってきてくれなかった。
上原浩治は、必ずや戻ってきてくれるはずだと!オレは信じている。