DeNAの三浦大輔が現役引退を発表した。
大洋ホエールズ時代を知る唯一の男が球界を去り、これからは横浜世代に完全に移行することとなる。
実力、実績、人気と横浜の不遇な時代を一人で支えてきた三浦。
彼のような濃いキャラクターは今後なかなか出てこないだろう。
これからの三浦大輔
200勝の難しさ
現役生活25年、積み重ねた勝ち星は172。それでも200勝には届かない。
近年200勝を達成したのは、日米通算で達成した広島カープの黒田、その前は中日ドラゴンズの山本昌、その前は現ソフトバンク監督の工藤公康。
えーっとその前は・・・なんと1992年の北別府まで遡る。それほど200勝は難しい。
近代野球になり投手のローテーション制度が確立した現代では、200勝はよほどのことがない限り達成出来ない数字になっている。
しかもメジャーリーグ移籍が当たり前になってきた時代、今後NPBオンリーで200勝を達成する投手は出てくるのだろうか？
ダルビッシュはNPB93勝、田中将大は99勝、前田健太は97勝。
みんな100勝を目前にメジャーに移籍している。
現役最多勝の三浦大輔が達成できなきゃ、最早達成する選手は出てこない可能性が高い。
監督は？
DeNAファンが気になるのは三浦大輔の今後なんじゃないだろうか？
大洋ホエールズ→横浜ベイスターズ→横浜DeNAベイスターズと実質3球団に遷移したが、ずっと横浜愛を貫き通したハマの番長。
佐々木も谷繁も内川も村田もみんないなくなっちゃうのに、三浦大輔だけは横浜に居続けた。
こんな顔的存在を監督に迎え入れなければ誰がいるのだろうか？
DeNAはついに球団創設以来初のクライマックスシリーズ出場を決めた。
高田繁GMもこれからは強いDeNAベイスターズを目指す。もう選手が出て行ってしまうような弱小球団ではない！と断言している。
んがしかし、今年の広島カープのようにセ・リーグの頂点に立つにはまだ何かが足りないのかもしれない。
1998年横浜を久しぶりの優勝に導いたハマのエースが、敷を獲りチームを優勝に導く姿をファンは待ち望んでいるだろう。
ハマの番長が監督として戻ってくるまで、横浜ナンバーはそっとしまっておけばイイ。
番長25年間お疲れ様。
