菅野智之がDNA戦で完投し約1ヶ月ぶりの勝利を手にした。
自己最多の13三振を奪う力投だったが、今回は打線も菅野を援護した。
ここのところ好調な村田の2ランに坂本のソロ、そして阿部のソロと久しぶりに主役が揃い踏み。
シーズン当初からこれだけ援護できていれば、今頃楽に10勝はしてたのにという気持ちは巨人ファン全員にあるだろう。
防御率0点台への道
最優秀防御率
菅野の現在の防御率は1.58。
セ・リーグで防御率1点台は菅野一人なので、素晴らしい数字なのは間違いないが、圧倒的な力でねじ伏せている今年の彼からするとさらなる高みを期待してしまう。
そう究極の防御率0点台を。
防御率0点台というと、1970年の村山実まで遡ることになる。
既に40年以上も前の話だ。
筋力トレーニングが一般的になり、バッティングマシーンも進化を遂げている現代は、打者の技術やパワーは確実に向上している。
そんな時代で防御率0点台は夢の様な話なのはわかっている。
ほとんど無謀な数字だからこそ今年の菅野には達成して欲しい。
それくらいの威圧感があるからだ。
となるとまさかの9失点を喫した前回のDNA戦は本当に持ったなかった試合。
前半戦の菅野の登板を見てると、2点取られる姿が想像できないほどの完成度だった。
それが9失点を喫するということは、公にはしていなかったがかなり疲労が蓄積していたんだろう。
さすがに今から0点台を目指せというのはかなり酷だろう。
今の巨人に取って数字的な楽しみは菅野の防御率と坂本の首位打者奪取くらいしかない。
優勝はかなり厳しい状況になってきたが、後半戦の巨人戦を楽しむためにも、菅野には究極の数字を目指して欲しい。